〒252-0254 神奈川県相模原市中央区下九沢54-2
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薬剤科について

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薬剤科のご紹介

当院は上尾中央医科グループ(AMG)に属するグループ病院です。グループの理念「愛し愛される病院」に基づき、薬剤科では以下の通り『理念・基本方針』を定めています。

【理念】

調剤・医薬品の供給を通じて、患者様と介護者、更には地域の人達に安全な薬物療法を提供できる環境を整備し、組織で働く全ての職員が、自信と誇りを持って安全な薬物療法を提供できる体制を永続的に担保し続ける。

【基本方針】

  • 質の高い薬物療法の提供に貢献し、医療安全の向上に努める
  • 他の医療スタッフとも連携し、地域一体となって安全な薬物療法を提供し続ける
  • 自己研鑽に努め、薬物療法に対し自信と誇りを持った人財の育成に寄与し続ける
  • 適正な医薬品管理を行い、病院経営に貢献する

当薬剤科の実績と取り組みは、以下の通りとなります。

薬剤科職員数

  • 薬剤師総数:6名

(2023年4月1日現在)

業務状況【2022年度1ヶ月平均】

  1. 院内処方箋枚数・・・873枚/月
  2. 注射薬調剤処方箋枚数・・・441枚/月
  3. 服薬指導件数・・・90件/月
  4. 薬品管理  在庫管理ソフトMedical Stream使用
  5. 医薬品情報(DI)業務
  6. 薬物血中濃度解析(TDM)業務・・・6件/月

各種業務内容

薬剤科では患者様に安心してお薬を服用していただくために、お薬に関する様々な業務を行っています。

内服薬調剤

調剤室では主に入院患者様の調剤を行っています。用法・用量が適正であるか、またお薬の飲み合わせに問題はないか等、処方箋の記載内容を確認し調剤した後、患者様にお薬を適正に服薬および使用していただけるように必要な情報を提供しています。

注射薬調剤

注射処方箋をもとに、患者様、一人一人のデータを薬剤科内のコンピューターに入力します。更に点滴ラベルを発行し、注射処方箋をもとに翌日分の記載内容、処方薬の配合上の問題、安定性、投与方法などをチェックしながら、個人別1施用毎に調剤しています。高カロリー輸液の無菌調製、カリウム製剤の混注も、全て薬剤科内のクリーンベンチにて行っています。

薬品管理

医薬品が適切で、また安全に使用されるために、数量管理はもとより、有効期限等の品質管理、不必要な薬品がないかなど経済管理にも十分な注意を払っています。また、緊急の場合でも、的確に医薬品が供給されるよう対応しています。

薬剤管理指導業務

入院患者様に対する服薬指導を実施しています。今後とも、患者様本位の医療として、患者様の納得のもとで、有効・安全な薬物治療を行うため、薬剤管理指導の充実に力を入れていきたいと思っています。

また、薬剤科では全ての入院患者様に対し、持参薬のチェックを行っています。持参薬に関する情報不足による死亡事故も発生しており、持参薬との重複投与、相互作用など、回避する必要があります。また一般用医薬品の服用やいわゆる健康食品を摂取しているケースもあります。

具体的にどんな事をしているのか?
  • 入院患者様に対する薬効説明、コンプライアンスのチェック
  • 医師や看護師など、他のスタッフに対する薬の情報提供
  • 副作用早期発見と相互作用・配合変化の回避 ・・・etc

薬物血中濃度解析(TDM)

薬物療法が本当に適切なのか、患者様の自覚症状だけでは分からないものを数値化して判断するのがTDM業務です。採血時の用法・用量をもとに、今後予想される効果・副作用を判断しています。当院では、抗MRSA薬、抗てんかん薬、テオフィリン、強心薬を対象に実施しています。

医薬品情報(DI)業務

DI担当者は病棟業務のコントロールタワーとして、病棟薬剤師が収集してきた院内の情報を分析・評価し、病棟薬剤師を通したタイムリーな情報提供のバックアップを行います。但し病棟薬剤師らは、情報をDI担当者にすべて任せたら自己の向上はありません。医師が各科で専門性を有するのと同様に病棟薬剤師も独自の専門性を構築し、一人一人がDI担当者という自覚を持つことが極めて重要です。

病棟カンファレンス

各種カンファレンスに参加しています。薬剤師の視点から、薬物療法について様々な提言を行うことで、治療効果や患者さんのQOL向上に寄与しています。特に回復期リハビリテーション病棟では、自宅への退院に向けて服用薬の整理に力を入れています。

各種学会専門・認定薬剤師

  • 日本薬剤師研修センター認定薬剤師:4名
  • 日病薬病院薬学認定薬剤師:1名
  • 日本薬剤師研修センター認定実務実習指導薬剤師:1名
  • 日病薬認定指導薬剤師(日本病院薬剤師会):1名
  • 感染制御認定薬剤師(日本病院薬剤師会):1名
  • NST専門療法士:1名
  • 臨床栄養代謝専門療法士(在宅専門療法士):1名
  • 日本医療薬学会医療薬学専門薬剤師(暫定):1名

学会発表(シンポジスト含む)・講演

平成23年度

  • 2012 かながわ薬剤師学術大会「当薬剤科におけるTDMへの関わり」

平成24年度

  • 日本病院薬剤師会 関東ブロック 第42回 学術大会
    「当院における薬剤師主体の持参薬管理体制について」
  • 2013 かながわ薬剤師学術大会
    「当院の薬品管理と在庫削減への取り組み」

平成25年度

  • 日本病院薬剤師会 関東ブロック 第43回 学術大会
    「重症褥瘡患者に対する多職種での取り組み~糖尿病を合併した多系統萎縮症患者の1例~」
  • 第55回 全日本病院学会 in 埼玉
    「リハビリ病院における薬剤師の業務指標」
  • 第21回 日本慢性期医療学会
    「多職種による継続的関与で重症褥瘡が完治した1例」
  • 第12回 かながわ薬剤師学術大会
    「セラピストを対象とした勉強会実施後のアンケート結果と考察」
  • 中小病院診療所委員会 療養型病床対象研修会(神奈川県病院薬剤師会)
    「療養病棟における病棟薬剤業務」

平成26年度

  • 日本病院薬剤師会 関東ブロック 第44回 学術大会
    「回復期リハビリテーション病棟における薬剤師の関わり」
  • 第24回 日本医療薬学会年会
    「慢性期病院の薬剤師の意識と業務評価の検討」
    「回復期リハビリ病院における薬剤師の関わり」
  • 第13回 かながわ薬剤師学術大会
    「回復期リハビリテーション病院におけるNST立ち上げに薬剤師が関わる意義」

平成27年度

  • 日本病院薬剤師会 関東ブロック 第45回 学術大会
    「NST立ち上げにおける薬剤師の取り組み」
  • 第25回 日本医療薬学会年会
    「慢性期病院の薬剤師の意識と業務評価の検討 ~第2報~」
    「回復期リハビリテーション病棟における脳卒中患者の在宅復帰に影響を及ぼす要因」
  • 第14回 かながわ薬剤師学術大会
    「回復期リハビリテーション病棟におけるカンファレンスでの取り組み」
  • 日本薬学会 第136年会
    「回復期リハビリテーション病棟における脳卒中患者への関わり」

平成28年度

  • 日本病院薬剤師会 関東ブロック 第46回 学術大会
    「『感染防止対策加算2』算定における薬剤師の取り組み」
  • 第26回 日本医療薬学会年会
    「慢性期病院の薬剤師の意識と業務評価の検討 ~第3報~」
    「回復期リハビリ病棟の脳梗塞患者に対する一考察」
  • 第15回 かながわ薬剤師学術大会
    「医療事故を通したハイリスク薬に対する取り組み」

平成29年度

  • 第27回 日本医療薬学会年会
    「回復期リハビリテーション病棟におけるポリファーマシーの要因に関する考察」
  • 平成29年度 中小病院薬剤師実践セミナー(日本病院薬剤師会)
    「病棟カンファレンスを通じた処方提案への関わり」

平成30年度

  • 医療薬学フォーラム2018 第26回クリニカルファーマシーシンポジウム
    「セラピストを対象とした勉強会についての結果と考察」
  • 第17回 かながわ薬剤師学術大会
    「手指衛生アンケート調査からの一考察」

令和元年度

  • 日本病院薬剤師会関東ブロック第49回学術大会
    「手指衛生の遵守向上を目指した薬剤師の関わり」
  • 第18回かながわ薬剤師学術大会
    「退院支援カンファレンスにおける薬剤師の関わり」

令和3年度

  • 日本病院薬剤師会関東ブロック第51回学術大会
    「回復期病棟カンファレンス業務への薬剤師介入に関する検討」

令和4年度

  • 第5回 日本病院薬剤師会 Future Pharmacist Forum
    「回復期における入退院支援~入院前情報への関わりを中心に~」
  • 日本病院薬剤師会関東ブロック第52回学術大会
    「薬剤適正使用及び薬学的知識の共有を目的とした病棟勉強会の成果」

執筆活動

平成25年度

  • 薬事新報,2014,No.2831,350-354
    「中小病院の持参薬管理で薬剤師ができること ~チーム医療による効果~」

平成28年度

  • 日本病院薬剤師会雑誌,Vol.52 No.6 2016,667-671
    「回復期リハビリテーション病棟における脳卒中患者の自宅復帰に影響を及ぼす要因」

平成29年度

  • 病院薬剤師業務推進実例集5、株式会社薬ゼミ情報教育センター、分筆
    「病棟カンファレンスを通じた処方提案への関わり」
  • 薬事新報,2017,No.3020,1228-1233
    「NST立ち上げまでの経緯と薬剤師の関わり」

令和2年度

  • 薬事新報夏季特集号,2020,No.3158,737-740
    「回復期リハビリテーション病棟における病棟薬剤業務~持参薬鑑別をカンファレンスに繋げる~」

令和3年度

  • 日本病院薬剤師会雑誌【中小病院委員会企画】,Vol.58 No.1 2022,110-111
    「医療ソーシャルワーカーとの情報共有で入院時の連携(ポストアキュート)を強化」

令和4年度

  • リハビリテーション薬剤実践マニュアル
    ~生活機能を改善させる薬剤の選び方~(中外医学社)
    「特に高齢者における個人差があるためTDMを検討する」(分筆)
    「高齢者の半数以上が口腔乾燥を意識し、薬剤服用者で頻度が高くなる」(分筆)