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入院 回復期リハビリテーションのご案内

回復期リハビリテーションのご案内

はじめに:「回復期」とは?

病気の発症や手術などの治療を行う「急性期」を乗り越え、次に訪れるのが「回復期」です。この時期は、ダメージを受けた脳や身体の機能が最も回復しやすい、“リハビリテーションのゴールデンタイム”と言われています。

この大切な時期に、集中的なリハビリテーションを行うことで、失われた能力を最大限に取り戻し、もう一度、自分らしい生活を送ることを目指す。それが「回復期リハビリテーション」です。

回復期リハビリテーションの目的

ご自宅で安心して生活できるようになり、自分らしい生活を送ることを目的としています。

そのために、食事、着替え、トイレ、入浴、歩行といった「日常生活動作(ADL)」の能力を高めることを目指します。

単に手足が動くようになるだけでなく、実際の生活場面で「できる」ことを増やし、自信を取り戻すお手伝いをします。最終的には、「やりたい」と思うことができるようにサポートしていきます。

回復期リハビリテーションの目的

なぜ「回復期」のリハビリテーションが重要なのか?

回復期リハビリテーション病棟には、効果的に機能回復を目指すための3つの大きな特徴があります。

1. 脳と身体の回復力が最も高い時期に集中したリハビリテーション

脳や身体の機能は、発症から数ヶ月の間が最も回復しやすいと言われています。この「ゴールデンタイム」を逃さず、毎日リハビリテーションを行うことが、その後の生活を大きく左右します。

2. 専門職による「365日」の集中的なリハビリテーション体制

当院では、土日祝日も休むことなく、365日体制でリハビリテーションを提供します。理学療法士・作業療法士・言語聴覚士といった専門スタッフが、患者様一人ひとりの状態に合わせて作成したプログラムに基づき、一対一での充実した個別リハビリテーションを行います。

3. あなたを支える「チーム医療」

医師、看護師、介護士、リハビリテーション専門職、ソーシャルワーカー、薬剤師、管理栄養士など、各分野の専門家がチームを組んで、一人の患者様を多角的にサポートします。定期的にカンファレンスを行い、情報共有しながらチーム一丸となって患者様の目標達成を目指します。

対象となる疾患と入院期間の目安

回復期リハビリテーション病棟へ入院できるのは、国によって定められた疾患の方で、発症または手術からの期間が決められています。

対象となる主な疾患 入院できる期間(上限)
脳梗塞、脳出血、くも膜下出血などの脳血管疾患、脊髄損傷など 150日
(上記のうち)高次脳機能障害(記憶障害、注意障害など)を伴う場合 180日
大腿骨や骨盤、背骨、ひざなどの骨折・手術後 90日
外科手術や肺炎などの治療中の安静により身体機能が低下した状態(廃用症候群) 90日
大腿骨、骨盤、脊椎、股関節、膝関節の神経・筋・靭帯損傷後 60日

※上記はあくまで上限日数です。入院期間は患者様の状態や回復の状況に応じて、医師が判断します。

私たちは、患者様一人ひとりが再びその人らしい輝きのある生活を取り戻せるよう、チーム一丸となって全力でサポートいたします。