チーム医療体制 薬剤師
患者様に寄り添う病院薬剤師として!
何の薬を飲んでいるか分からない、薬の数を減らしたい、なんて思ったことありませんか?薬剤師にご相談ください。入院から退院後まで患者様が不安なく薬を服用できるようにお手伝いします。
薬剤科職員数
薬剤師数:6名
(2025年4月現在)
各種業務内容
薬剤科では患者様に安心してお薬を服用していただくために、お薬に関する様々な業務を行っています。
内服薬調剤
調剤室では主に入院患者様の調剤を行っています。用法・用量が適正であるか、またお薬の飲み合わせに問題はないか等、処方箋の記載内容を確認し調剤した後、患者様にお薬を適正に服薬および使用していただけるように必要な情報を提供しています。
注射薬調剤
注射処方箋をもとに、患者様、一人一人のデータを薬剤科内のコンピューターに入力します。更に点滴ラベルを発行し、注射処方箋をもとに翌日分の記載内容、処方薬の配合上の問題、安定性、投与方法などをチェックしながら、個人別1施用毎に調剤しています。高カロリー輸液の無菌調製、カリウム製剤の混注も、全て薬剤科内のクリーンベンチにて行っています。
薬品管理
医薬品が適切で、また安全に使用されるために、数量管理はもとより、有効期限等の品質管理、不必要な薬品がないかなど経済管理にも十分な注意を払っています。また、緊急の場合でも、的確に医薬品が供給されるよう対応しています。
薬剤管理指導業務
入院患者様に対する服薬指導を実施しています。今後とも、患者様本位の医療として、患者様の納得のもとで、有効・安全な薬物治療を行うため、薬剤管理指導の充実に力を入れていきたいと思っています。
また、薬剤科では全ての入院患者様に対し、持参薬のチェックを行っています。持参薬に関する情報不足による死亡事故も発生しており、持参薬との重複投与、相互作用など、回避する必要があります。また一般用医薬品の服用やいわゆる健康食品を摂取しているケースもあります。
具体的にどんな事をしているのか?
- 入院患者様に対する薬効説明、コンプライアンスのチェック
- 医師や看護師など、他のスタッフに対する薬の情報提供
- 副作用早期発見と相互作用・配合変化の回避 ・・・etc
薬物血中濃度解析(TDM)
薬物療法が本当に適切なのか、患者様の自覚症状だけでは分からないものを数値化して判断するのがTDM業務です。採血時の用法・用量をもとに、今後予想される効果・副作用を判断しています。当院では、抗MRSA薬、抗てんかん薬、テオフィリン、強心薬を対象に実施しています。
医薬品情報(DI)業務
医薬品の様々な情報(新薬情報、添付文書の改訂情報、流通の問題etc)を取得し、薬剤師を含め他の医療従事者へ情報発信を行います。また、院内で起きたインシデントや問い合わせ、副作用などの分析を行い、患者様に適切にお薬が届くように努めています。
病棟カンファレンス
各種カンファレンスに参加しています。薬剤師の視点から、薬物療法について様々な提言を行うことで、治療効果や患者さんのQOL向上に寄与しています。特に回復期リハビリテーション病棟では、自宅への退院に向けて服用薬の整理に力を入れています。