チーム医療体制 看護師・介護士
看護部長よりご挨拶
さがみリハビリテーション病院は、2003年に相模原市で初めて回復期リハビリテーション病棟を開設して以来、地域の皆さまの温かい信頼に支えられてまいりました。そしてこの度、私たちはリハビリテーション医療に最適化された最新の設備を備え、140床へと規模を拡大した新病院へと大きな一歩を踏み出しました。
私たちは、急性期治療から在宅復帰の間をつなぐ「橋渡し」という大きな役割を担い、患者様の思いに寄り添いながら「住み慣れた地域でその人らしい生活」ができることを目標としています。この新しい環境のもと、医師・リハビリテーションセラピスト・社会福祉士など専門性の高い多職種が、これまで以上にチーム一丸となり全力で支援してまいります。
私たち看護師・介護士は、24時間365日患者様の最も近くにいる存在として、「自立」に向けた日常生活援助やリスク管理を実践し、安全で安心できる療養環境を提供します。患者様の回復過程を間近で共有できることは、私たちの何よりの喜びであり励みです。
これからも、この恵まれた新しい環境を最大限に活かし、地域の皆さまに信頼される医療・看護・介護を提供することで、「愛し愛される病院」であり続けたいと考えています。
看護部長 島 早苗
看護部の基本方針
- 私達は、患者様・利用者様を大切に相手の立場に立った、温かい思いやりのある看護、介護を提供します。
- 私達は、個人のもつ自立性を最大限に生かし、その人らしく生きられるように支援します。
- 私達は、看護・介護職として自己学習に努め、専門性を発揮し、地域社会に貢献します。
回復期リハビリテーションにおける役割
看護師と介護士は、それぞれの専門性を活かし、緊密に連携することで、患者様の回復への道のりを24時間体制で支えます。
看護師の役割
看護師は、医学的な視点から患者様の状態を管理し、安全なリハビリテーションの基盤を作ります。
- 身体状態の管理:バイタルチェックを行いその日の患者様の状態を把握します。異常があるときは医師やセラピストに相談します。
- ADL(日常生活動作)の回復支援:リハビリの一環として、食事や着替え、入浴、トイレなどの練習をサポートします。在宅復帰を見据え、患者様の状態に合わせて、ご自身でできることを増やすための環境調整も行います。
- 患者様・ご家族への精神的サポート:入院生活の不安や退院後の生活への心配事など、患者様とご家族が抱える悩みに寄り添い、前向きにリハビリに取り組めるよう精神的な支援を行います。
- 多職種チームとの連携:他の専門職と協力をしながら患者ケアを行います。リハビリを進めて行くには多職種が連携してサポートするチーム医療が重要です。入院時からチームでサポートする中で、看護師は患者様と他職種との橋渡し役となっています。
介護士の役割
介護士は、「生活」の専門家として、患者様の「できる」を近くで支え、自立へと導きます。
- 生活リハビリの実践サポート:食事や着替え、入浴、トイレなど、日常生活のあらゆる場面で、患者様がご自身の力で行えるようになるまで、具体的な方法で介助・支援します。「病棟での生活そのものがリハビリ」となるよう、看護師やセラピストと連携しながら実践的なサポートを行います。
- 意欲を引き出す関わり:日々のコミュニケーションやレクリエーション活動を通じて、患者様の気持ちを明るくし、リハビリへの意欲を引き出すことも大切な役割です。身近な存在として、小さな変化や成長を見つけ、共に喜び、支え続けます。