中長期計画 『二段階医療を見据えたPT二階級制度化 への対応』

 理学療法部門の中長期的なコンセプトとして上記の目標を掲げています。その背景としては今後の医療情勢として国民皆保険から救命・自立医療への変化が予想され、医師・看護師といったマンパワー不足が懸念されています。医師の包括的な指示のもと活動できる特定理学療法士(仮称)へのニーズの高まりが今後上昇するものと推察されます。理学療法部門ではその足掛かりとなる認定・専門理学療法士の育成が急務であると考えています。

 具体的な到達目標として平成28年までに協会新プロ終了率50%以上 、平成31年までに認定・専門PT取得率30%以上を目指します。

目標 『more active! ~自助につながる共助~』

対象者の潜在能力・自主性を最大限に引き出す理学療法の提供を目指します。

目標に対する実行方法
①対象者との良好なパートナーシップ関係の構築と相互乗り入れによる理学療法の展開

  • 1)病期と理学療法の特性を踏まえた介入の検討
  • →自助的介入を基本とした症例報告
  • 定期的な開催をベースに成功例のみならず、難渋例も提示し、現場での理学療法への活用を目指します。
  • 2)ヘルスプロモーションを考える上での理学療法特性の発揮
  • →予防理学療法の再考
  • 疾患別や虚弱高齢者に対する個別的アセスメントと自己循環可能なサイクルへの誘導を行います。
  • 病院スタッフへの教育的関わりと自己身体へのマネジメント意識の向上を図ります。

②対象者に対する迅速かつ正確なクリニカルリーズニングとエビデンスに基づく治療の実施

  • 1)職能要件書の改訂
  • →職種別職能要件書をスリム化し、クリニカルリーズニングと関連付けて職能を行います。
  • 2)円滑なクリニカルリーズニングを可能とするトレーニングシステムの構築
  • →役職による勉強会及び報告会を実施します。
  • →年間2回の症例報告による精度の評価を行います。

 この他、人材育成の観点より理学療法部門の役職より4~5回/月程度の勉強会(実技・症例検討・文献抄読など)を定期的に行っています。また個人のキャリアをサポートする意味での個人面談(目標管理面談)を定期で年3回行っており、個人の目標設定をより具体的にすることで、着実なステップアップを可能としています。